エンジニアも知っておきたい事業会社でよく使われるマーケティング用語

目次

  1. はじめに
  2. それではよく聞くやつから
    1. MRR (Monthly Recurring Revenue)
    2. CVR (Conversion Rate)
    3. Churn Rate
    4. CPM (Cost per Mille)
    5. CPC (Cost Per Click)
    6. CPV (Cost per View)
  3. その他有名どころ
    1. LTV (Lifetime Value)
    2. DAU/MAU (Daily Active Users / Monthly Active Users)
    3. Session Duration
  4. さいごに

はじめに

今年から事業会社にエンジニアとして転職しまして、エンジニアはコード書くのだけが仕事だと思っていたけれども、自社でプロダクトを持っていて特にベンチャー企業だと PMF するのに目標とする数字を会社で掲げていて、MTG でもよくマーケティング用語が飛び交っているのですが、いちいち聞いていたら話が全然進まないのでこの機会に事業会社でよく使われるようなマーケティング用語を紹介していきたいと思います!

私のように新たに事業会社に参画した方だったり、これまでなんとなく聞き流していたけれども改めて確認したい方に見ていただきたいです。

実際に目指す数字がどれくらい現実的なもので、どこを優先して集中して取り組んだら成果が出るのかをわかっていた方が当事者意識も生まれて仕事も楽しくなりますしね。

ちなみに今回は私が所属している会社がマッチングプラットフォーム系のサービスを提供している会社になるので、そういった会社でよく使われるであろう用語が中心になるかと思います!

それではよく聞くやつから

MRR (Monthly Recurring Revenue)

月額定額の定期的な収益が入ってくるビジネスモデルのサービスにおいての毎月の定期的な収益のことです。

「12 月までに MRR を???万円目指しましょう!」みたいな使われ方をしていますね。

この数字を実績に新たな資金調達をしていくという話を社内でも耳にするので、かなり重要な指標ということがわかります。

なので目標達成のためにエンジニアもプロダクトの品質を高めていかなければなりませんね。

CVR (Conversion Rate)

特定のアクションを完了したユーザーの割合を表す指標のことです。

コンバージョン数/訪問者数 ×100%で計算されます。

商品の購入や予約がどれだけの確率で実行されていて、どれくらいのユーザーが離脱してしまっているのかをエンジニアは気にしておいた方がいいでしょう。

というのも、サービス自体への流入をマーケティングチームなどが頑張ってくれるかと思うので、そこで流入してきてくれたユーザーをコンバージョンまで導くのはエンジニアチームが実装したプロダクトの品質にかかっているからです。

具体的に行うべきことはサービスによって異なるでしょうが、基本的にどのサービスでも効果が出るのはこんなところではないでしょうか?

  • 仕様案
  • コンバージョンまでの導線管理
  • LightHouse スコア向上

特に仕様を決める段階であーでもないこーでもないと打ち合わせをするのは楽しいものですよね。

エンジニアとしてロジックが上手くかけたり画面がつくれたりするものもちろん楽しいですが、実装したプロジェクトがコンバージョンした時にはなんとも言えない嬉しさがあります。

Churn Rate

これはまあそのままですが日本語に直すと解約率のことです。

より具体的にいうと特定の期間中に失った顧客の割合を示す指標ですね。

私の所属する会社では「Churn Rate が〜」みたいな使われ方はあまりされていなくて、「今はあんまりマッチング取れてないから Churn されちゃってるね」みたいに使われているのを耳にします。
あんまり聞こえてこない方がいい言葉ではあると思いますが...w

CPM (Cost per Mille)

広告が 1000 回表示されるごとのコストのことです。

広告コスト/広告の表示回数×1000で計算されます。

これは今のところあまり関わっていない指標ですが、マーケティングチームが「CPM を 12 月までに?万円まで下げます!」と話していたりするのを聞きます。   より効果的に広告を多くの人に見てもらうために意識しなけれならない数字で、低ければ低いほど嬉しいですね。

この数字が低かったらマーケティングチームがんばってるなーと感謝しておきましょう。

CPC (Cost Per Click)

まあ CPM と似たような言葉で CPM が表示回数に応じた費用だったのに対して、CPC の方はクリックに対しての費用を表しています。

広告コスト/クリック数で計算されます。

CPV (Cost per View)

これも CPM と似たような言葉で、CPV は広告が表示されることに対する費用を表しています。

その他有名どころ

上記が会社でよく聞くような言葉たちなのですが、私はリモートが多いので多分他のよく使われているような言葉を聞けていなかったりすると思います。

なので、ここからはその他有名な用語を紹介していきます!

LTV (Lifetime Value)

顧客一人当たりの生涯の中から得られるであろう収益。

生涯の中で...ってすごい長期的に見ているんですね。
他サービスに加入している自分の LTV っていくらなんだろう...

DAU/MAU (Daily Active Users / Monthly Active Users)

日々/月々のアクティブユーザー数のこと。

これはなんとなく知ってるし、投資を受ける際や営業活動でも売りになりそうな数字ですよね。
あと、まだインフラ周りはよくわかっていないですがその辺りを考えるのにも重要なことかと。

Session Duration

ユーザーのサービス滞在時間のこと。

これも結構プロダクトの責任ですよね。
UI が使いづらかったかな?とか表示スピードが遅くて離脱しちゃったかな?とか考えるきっかけにもなりますね。

さいごに

すみません、今回はこんな感じにしておきます。

多分これからも社内で聞いている用語に??と思う機会は多々あると思うので、その度に加筆修正していく予定です。

事業会社で新たに働きはじめたり、興味があったりする方の参考になったら幸いです。